天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"黃大仙OTCtg:(@hkotccc),OmB"の検索結果(15件)

隕石重爆撃期 heavy bombardment period

月、火星、水星の地表の古い地域は衝突クレーターに覆われている。月では38億年前まで、小天体の衝突が激しい時期があったことがわかっている。この時期を隕石重爆撃期と呼んでいる。惑星形成段階と区別するために、後期隕石重爆撃期([…]

X線連星系 X-ray binary

通常の恒星と中性子星やブラックホールなどの高密度星との近接連星系で、相手の星から高密度星への質量降着で強いX線が放射されるもの。近接連星系の一方が巨星となりロッシュローブを超えて膨張すると、伴星への質量移動が起こる。 […]

クーロン障壁 Coulomb barrier

電荷同士のクーロン力により、二つの原子核の接近が妨げられること。古典的には、原子核の相対運動のエネルギーが、このクーロン力による静電エネルギーを上回らないかぎり、原子核反応が起きないはずなので障壁と呼ばれる。実際には量子[…]

再結合 recombination

自由-束縛遷移を参照。

再結合期 recombination epoch

宇宙の初期には温度が高かったため、ほぼすべての原子は電離している。原子核と電子は結合してもすぐに高エネルギーの光子により分解されてしまうからである。宇宙膨張により宇宙の温度が低下すると、高エネルギーを持つ光子の数が減り、[…]

再結合線 recombination lines

電子とイオンが結合する際に放射されるスペクトル線。宇宙初期を除くと電離ガスは中性の原子が電離して生じるので、これらが再度結合して中性に戻るという意味で「再結合」と呼ばれる。ただし、電子はすべて同等なので再結合する際の電子[…]

周波数コム frequency comb

極短時間(数10フェムト秒程度)のパルス列からなるレーザー光源。スペクトルは一定の間隔で並んだ多数の輝線(モード)からなっていて、その様子が櫛(comb:コム)の歯に見えることからこの名前がついた。光コム、光周波数コムな[…]

多重散乱 multiple(Coulomb)scattering

物質中を進む荷電粒子は、原子核の電場により散乱(クーロン散乱)されて進行方向が曲げられる。(ハドロンの場合は強い相互作用による散乱も寄与する)。1回あたりに散乱される角度は小さいが、多数回散乱を受けることにより大きく曲げ[…]

中間赤外線 mid-infrared ray

赤外線の中で、中間波長(3-40 μm)のものの名称。赤外線および電磁波を参照。

トンボー Tombaugh, Clyde William

トンボー(Clyde William Tombaugh;1906-97)は、冥王星を発見したアメリカの天文学者。イリノイ州の貧しい農家出身だったが天文学に興味を持ち、自作の望遠鏡で木星や火星の観測を熱心に行なった。そのス[…]

二電子性再結合 dielectronic recombination

電子とイオンが衝突すると、イオン中の電子が励起により一時的な捕獲状態(共鳴状態)が形成され、のちに光子を放出して再結合することがある。この再結合には結合される電子のほかにイオンの中で励起される電子が関与するために、二電子[…]

ハニカム鏡 honeycomb mirror

蜂の巣のような中空構造を持たせて軽量化したガラスで製作した望遠鏡用の鏡。製法上、融点が低く粘度も低いボロシリケート系のガラスが用いられる。これらのガラスは膨張率が低膨張率ガラスに比べると大きいので温度制御には配慮が必要と[…]

光コム optical frequency comb

周波数コムを参照。

光周波数コム optical frequency comb

周波数コムを参照。

ベピコロンボ BepiColombo

ベピコロンボ (BepiColombo) は、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) とヨーロッパ宇宙機関 (ESA) が協力して進めている国際水星探査計画。2018年10月にギアナ宇宙センターからアリアン5ロケットで打ち上[…]