CAI
よみ方
しーえーあい
英 語
calcium-aluminum-rich inclusion
説 明
炭素質隕石に含まれる、アルミニウムとカルシウムに富む白色の包有物。Calcium-aluminium-rich inclusionの略語で、高アルミニウムカルシウム含有物とも呼ぶ。高温の原始太陽系円盤のガスから最初に凝縮した物質である。CAIは単一鉱物ではなく、スピネル、ペロブスカイト、アノーサイト(長石の一種)などの高温凝縮鉱物の集合体である。サイズは0.1 mmから1 cmを越えるものまであり、コンドリュールよりも大きなものがある。CAIの年代はコンドリュールよりも古くアエンデ隕石中では45.67億年を示すものが発見されている。難揮発性物質も参照。
2019年07月04日更新
この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。
受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。