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原始惑星 protoplanet

微惑星が衝突合体を繰り返して惑星が形成される惑星集積過程の初期の段階において、暴走的成長の結果、他から抜きんでて大きくなった微惑星のことを原始惑星と呼び、それらがさらに寡占的成長、そして原始惑星同士の大規模衝突段階を経て[…]

原始惑星系円盤 protoplanetary disk

星間雲のなかで密度が高く、水素が解離せず水素分子として存在している領域を分子雲と呼び、分子雲中でさらに密度の濃い部分を分子雲コアと呼ぶ。分子雲コアが自己重力により収縮することで星が生成される。その際により大きな角運動量を[…]

原始惑星状星雲 protoplanetary nebula

原始惑星状星雲は、太陽質量の1-8倍程度の星が漸近巨星分枝(AGB)段階 から惑星状星雲へ進化する途中の天体である。前惑星状星雲ということもある。中心の星は厚いダストやガスで覆われているので、可視光では見えなくなっている[…]

光度曲線(小惑星の) light curve (minor planet)

小惑星の光度の時間変化を表す曲線(光度曲線を参照)。多くの小惑星や太陽系外縁天体は球からはずれた形状をしているため、自転とともに太陽に照らされている見かけの面積が変化して、光度が変動する。この光度の変動から自転周期を求め[…]

氷惑星 icy planet

氷を主成分とする惑星。表面は氷か海に覆われている。太陽系では冥王星が準惑星となったため、厳密な意味での氷惑星は現在は存在しないが、太陽系外惑星には氷惑星は数多く存在すると考えられている。海王星や天王星は水素とヘリウムを5[…]

国際天文学連合 International Astronomical Union(IAU)

国際協力を通じてあらゆる側面から天文学の発展を図ることを目的として、1919年に設立された非政府の世界組織。国際科学会議(ISC、2017年以前はICSU)に属する40の国際学術団体の一つである。天文学者を代表する国の機[…]

コロー衛星 Convection, Rotation and planetary Transits (CoRoT)

恒星の振動から内部構造を探る星震学の研究と、太陽系外惑星の探査という2つの目的のために、フランスを中心とする国際協力で開発された天文衛星。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)により、2006年12月27日打ち上げられた。口径30[…]

コロナ磁場 coronal magnetic field

コロナ中の磁場のことで、太陽光球面で観測される磁場がコロナの高さにまで達したもの。コロナ磁場の値は10-100ガウスである。コロナの磁場を観測データより推定する最も直接的な測定は、コロナ輝線のゼーマン効果による円偏光を検[…]

GONGネットワーク Global Oscillation Network Group

太陽内部構造とそのダイナミックスを太陽の5分振動を使って日震学的手法により明らかにすることを目的として、世界6か所に設置された同じデザインの望遠鏡で構成される観測ネットワークの名称。口径2.8 cmの小型の望遠鏡とリオフ[…]

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope(JWST)

宇宙最初の星や銀河の形成、宇宙の再電離、太陽系外惑星の形成や生命の起源などの解明を目指すアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天文台。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。 対角が1.3 mの六角形をした軽量化ベリリウム製のセグメ[…]

磁気圧 magnetic pressure

プラズマ中に磁場があることによって生じる圧力。ガスの圧力と同じように圧縮しようとする力に対しての反発力となり、磁場の強さの2乗の勾配に比例した力となる。磁気ローレンツ力の等方的な成分が磁気圧となる。磁気ピンチ力も参照。

磁気嵐 magnetic storm

地磁気嵐ともいう。コロナ質量放出などによって太陽からやって来たプラズマが地球磁気圏に達して引き起こす擾乱現象のこと。磁気嵐が発生すると地球磁気圏のイオンや電子の分布が変動する。オーロラが頻繁に発生したり、無線通信に障害が[…]

磁気音波 magnetosonic wave

中性流体の音波がガス圧の復元力による波動であるのに対して、プラズマ中の磁気音波は、磁場の強弱から来る磁気圧とガス圧の両者の効果から生まれる波動である。磁気音波には、ガス圧と磁気圧の復元力が互いに強め合う場合と打ち消し合う[…]

磁気回転不安定性 magneto-rotational instability(MRI)

差動回転する磁化プラズマ中の不安定性であり、回転軸に対して微小変動を受けた内側と外側のプラズマの角運動量が、プラズマを貫く磁力線を介して交換されることにより成長する。この不安定性は、1959年にベリコフ(E.P. Vel[…]

磁気圏 magnetosphere

磁場を持つ惑星や衛星の周辺で、太陽風(プラズマ)が磁場にとらえられている領域。地球の磁気圏は太陽側では地球半径の10倍程度だが、反太陽側には大きく引き延ばされた「吹き流し」状の形をしている。地球以外にも、水星、木星、土星[…]

磁気双極子放射 magnetic dipole radiation

磁気双極子の振動による電磁波(光)の放出過程。電気双極子放射に比べ遷移確率が低く、磁気双極子放射による遷移は禁制線となる。磁気双極子放射による遷移の典型的な寿命(つまりアインシュタイン係数Aの逆数)はおおよそ10-3秒で[…]

磁気単極子 magnetic monopole

単一の磁荷を持つ仮説上の素粒子。モノポールともいう。ディラック(P.A.M. Dirac)は1931年、磁荷gが存在するならばcgsガウス単位系で $g=n\hbar c/2e$(n は整数、c は光速度、e は電気素量[…]

磁気張力 magnetic tension

電磁流体に働くローレンツ力をアンペールの法則を用いて磁場だけで表すと、磁場の強弱からくる力と磁力線の湾曲からくる力に分けられる。つまり磁力線の曲率半径をRc、nを曲率半径の中心に向かう単位ベクトルとして、 $ (\na[…]

磁気ピンチ力 magnetic pinching force

プラズマ中にねじれた磁力線があるとき、ねじれた磁力線内にプラズマを閉じ込めておこう とするように働く力。磁力線方向に磁場が縮もうとする磁気張力に起因する。

磁気浮力 magnetic buoyancy

重力下のプラズマ中の磁束管の内外の密度差によって生ずる浮力を磁気浮力という。磁束管内部ではガス圧に加えて磁気圧が働くので、内部のガス圧は外部のガス圧よりも低くなっている。内外の温度が同程度なら、これは内部の密度が低いこと[…]