天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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IRD IRD

InfraRed Doppler instrumentの略語で、アイ・アール・ディーと呼ばれる。すばる望遠鏡用に開発された、恒星の視線速度を2メートル毎秒という非常に高い精度でドップラー効果を利用して測定し、地球型の軽い[…]

アイスキューブ実験 IceCube Experiment

南極の氷の下に設置された高エネルギー宇宙ニュートリノ望遠鏡。氷の中でニュートリノが相互作用して作り出す荷電粒子から発せられる微弱なチェレンコフ光を、透明な耐圧容器に封じ込めた光センサー(光電子増倍管)で検出することにより[…]

隕石 meteorite

宇宙から地球に落下してきた岩石。多くは小惑星のかけらであるが、大気中で燃え尽きなかった流星のかけらもある。小惑星には太陽系誕生の初期の情報が残されているので隕石は太陽系の誕生過程を知るための重要な研究対象である。 隕石[…]

H-IIAロケット H-IIA rocket

現在の日本の人工衛星の打ち上げに用いられる主力大型ロケットで、日本初の純国産H-IIロケットの改良型。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した。1段目と2段目ともに液体燃料ロケットエンジン(LE-7A、 LE-5B)を[…]

エリス Eris

大きな太陽系外縁天体で冥王星型天体の一つ。2005年に、カリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウンらのグループが、パロマーシュミット望遠鏡で2003年に撮影した画像の調査から発見した。1989年にUKシュミット望遠鏡で撮[…]

火球 fireball

流星のなかでも極めて明るいもの。流星と火球の境界にはさまざまな定義が使われてきたが、2017年に国際天文学連合のF1委員会(流星、隕石、惑星間ダスト)が、関連分野の基本用語の定義や解説を採択し公表した。そこでは100 k[…]

観測ロケット sounding rocket

赤外線や紫外線観測など地球大気の影響で不可能な観測を行うために打ち上げるロケット。人工衛星のように地球周回軌道に乗るのではなく、弾道飛行を行うロケット自身に観測装置が搭載され、落下までの間に観測を行う。多くの予算と開発期[…]

銀河間吸収 intergalactic absorption

銀河やクェーサーから出た光がわれわれに届くまでに銀河間空間の物質によって吸収されること。銀河間空間にはさまざまな規模のガス雲や希薄なガスが存在している。それらのほとんどは暗すぎて直接検出することはできないが、もし背後に明[…]

激変星 cataclysmic variable(star)

白色矮星とロッシュローブを満たす晩期型主系列星からなる近接連星系の総称。大きな変光現象を伴う。連星間距離は太陽半径程度、軌道周期は1~10数時間。白色矮星表面で降り積もったガスが起こす水素の熱核暴走反応による新星、降着円[…]

時間領域天文学 time domain astronomy

放射強度や形状などが変化する変動天体の研究を行う天文学の分野。一般には変化の時間スケールが「秒」から「年」程度までの短いものを対象とするが、より長い時間で変化する天体を含めることもある。よく知られている対象は新星、超新星[…]

周波数コム frequency comb

極短時間(数10フェムト秒程度)のパルス列からなるレーザー光源。スペクトルは一定の間隔で並んだ多数の輝線(モード)からなっていて、その様子が櫛(comb:コム)の歯に見えることからこの名前がついた。光コム、光周波数コムな[…]

主系列 main sequence

恒星の有効温度と光度の分布を表すHR図にみられる恒星の系列。太陽近傍や多くの星団では、大半の恒星は中心部で水素が核融合を起こすことによって輝いている。この段階では質量の大きな星ほど有効温度が高く、光度も高くなるため、HR[…]

主系列星 main sequence star

HR図上で主系列に属する星。中心部で水素の核融合を起こしている段階の恒星。矮星ともいう。

主系列フィット法 ZAMS(Zero-Age Main Sequence)fitting

距離のわかっている星団の色-等級図と、距離を知りたい星団の色-等級図を比較して、主系列の明るさ(等級)の違いから星団の距離指数を求め、距離を知る方法。主に散開星団の距離決定に用いられる。かつては宇宙の距離はしごにおいて、[…]

主ビーム main beam

ビームパターンのうち、最も感度が高い方向を中心とした一続きの高感度の部分。境界の明確な定義はないが、通例、中心から離れる方向に対して最初の極小値となる範囲で囲まれた部分をいう。主ビームの外側で同心円状ないし局所的に感度が[…]

主ビーム能率 main beam efficiency

電波望遠鏡の重要な性能の一つで、アンテナビームの全立体角 ΩA に占める主ビームの立体角 ΩMB の割合をいう。0から1の値をとり、1に近いほど性能が良い。慣例的に変数ηMB で表記される。すなわち、ηMB≡ΩMB/ΩA[…]

主ビーム立体角 main beam solid angle

アンテナの性能を示す量の1つで、最高感度方向の感度を1として規格化したビームパターンを主ビームの範囲内だけ積分した値。仮に主ビームしかないアンテナを作ることができたならば、その主ビーム立体角は全ビーム立体角と等しくなる。[…]

零歳主系列 zero-age main sequence(ZAMS)

生まれた直後の星団の星々が作るHR図上の仮想的な主系列のこと。英語のZero-Age Main Sequenceの頭文字を取ってZAMS(ザムス)と略称されることも多い。Tタウリ型星が前主系列収縮を経て主系列星になった直[…]

前主系列収縮 pre-main-sequence contraction

前主系列星であるTタウリ型星の中心では水素の核融合反応はまだ始まっておらず、表面からの放射によりエネルギーを失うことで星全体がゆっくり収縮している。この収縮のことを前主系列収縮と呼ぶ。つまり、Tタウリ型星はこの重力収縮に[…]

前主系列星 pre-main-sequence star

原始星やTタウリ型星のこと。 星が生まれた後、主系列星に向かって進化している段階にある星のことを指す。林トラックも参照。