天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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宇宙ひも cosmic string

時空の位相的欠陥の一種で、宇宙論的なスケールに広がる一次元のひも状の物体のこと。コスミックストリングともいう。通常は端を持たないため無限の長さを持つか閉じたループをなし、光速に近い速度で運動しながら、交差によって組み替え[…]

EGRET検出器 Energetic Gamma Ray Experiment Telescope (EGRET) detector

コンプトンガンマ線衛星に搭載されたGeV領域ガンマ線の検出器。スパークチェンバーとNaIシンチレーション検出器を用いたカロリメータ、および反同時計数検出器を備え、ガンマ線を検出器内で起こした対生成過程でつくられた電子・陽[…]

オポチュニティ Opportunity

アメリカ航空宇宙局(NASA)が、マーズエクスプロレーションローバー計画で火星に送った二つの火星着陸探査車(マーズローバー)の一つ。もう一つはスピリット。火星表面の地質を観察して岩石を分析した。 2003年7月7日に打[…]

火星 Mars

質量6.41 x1023 ㎏、赤道半径3396 kmはそれぞれ地球の約0.107倍、0.532倍である。密度は3930 ㎏m-3で、地球型惑星の中では最も低い。火星の会合周期は約780日(2年と2ヵ月)なので、この間隔で[…]

キュリオシティ Curiosity

アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機マーズサイエンスラボラトリーに搭載され、2012年に火星に着陸した探査車(ローバー)の名称。キュリオシティ(curiosity)は英語で「好奇心」を意味する。長さは3 m、総重量[…]

局所的日震学 local helioseismology

日震学の一分野。日震学は太陽の固有振動数を精密測定し、これを基にした内部構造診断を行う手法を中心に発展した。これに対して局所的日震学では、たとえば波動場の自己相関関数(または異なる観測点における振動の相互相関関数)を使っ[…]

5分振動(太陽の) (solar)5-minute oscillation

1960年代初めに米国のレイトン(R. Leighton)らは、ドップラー偏移を利用した測定法で太陽表面のプラズマの運動を調べていて、太陽が約5分の周期(振動数約3 mHz)で振動していることに気づいた。これを5分振動と[…]

GONGネットワーク Global Oscillation Network Group

太陽内部構造とそのダイナミックスを太陽の5分振動を使って日震学的手法により明らかにすることを目的として、世界6か所に設置された同じデザインの望遠鏡で構成される観測ネットワークの名称。口径2.8 cmの小型の望遠鏡とリオフ[…]

子午面還流 meridional circulation

還流は環流と書くこともある。もともとは回転する星の熱力学的考察からその存在が推論された、星の子午面内を循環して熱を運ぶ流れ。太陽に関しては、局所的日震学の手法などにより、表面付近の浅い層で極向きに最大20 m s-1程度[…]

灼熱巨大惑星 hot Jupiter

ホットジュピターを参照。

スピッツアー Spitzer, Lyman Strong, Jr.

スピッツアー(Lyman Spitzer Jr.;1914-97)はアメリカの理論物理学者・天文学者。オハイオ州トレド生れ、イェール大学に学び、プリンストン大学で1938年に天体物理学で学位を取得。33歳でラッセルの跡を[…]

生存可能圏 habitable zone

ハビタブルゾーンを参照。

生存可能指標 signature of habitability

太陽系外惑星を含む惑星の観測から得られる、惑星大気の組成や表面温度などの情報のうち、液体の水が安定に存在していること、もしくは有機物が生成される可能性のある環境であること、を示すものを指す。具体的には、大気中の水、酸素、[…]

生命居住可能領域 habitable zone

ハビタブルゾーンを参照。

生命存在指標 biosignature

バイオシグネチャーを参照。

SOHO SOHO

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とアメリカ航空宇宙局(NASA)が共同で運用する太陽と太陽圏を観測するための宇宙機。1995年12月にアトラスII型ロケットによって打ち上げられた。名前はSOlar and Heliosphe[…]

速度勾配層 tachocline

太陽対流層の底(深さ約20万km)付近にあって、自転角速度の動径方向の変化が大きな層。日震学による内部構造探査で見つかった。太陽対流層全体としては、動径方向の自転角速度の変化は考えられていたよりも小さい傾向にあり、速度差[…]

大赤斑 Great Red Spot

木星の南半球にある巨大な大気渦。東西に26,000 km、南北に14,000 kmの広がりを持ち、地球をすっぽり呑み込む大きさである。南半球にあって反時計回りの回転を示すこと、赤外線での観測によると周囲より温度が低いこと[…]

太陽系小天体 small solar system body

太陽を周回する天体のなかで、惑星と準惑星を除く天体の総称である。小惑星、彗星のほか、エッジワース-カイパーベルト天体など太陽系外縁天体(冥王星、エリスなどの準惑星を除く)も含まれる。また、惑星間ダストも広い意味では太陽系[…]

太陽圏 heliosphere

太陽から流出する太陽風の勢力圏を太陽圏という。太陽風は太陽系外縁部で天の川銀河(銀河系)内の星間物質や星間磁場と衝突し、終端衝撃波(termination shock)を形成する。この外側をヘリオシース(helioshe[…]