天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

ウィーンの変位則

高

よみ方

うぃーんのへんいそく

英 語

Wien's displacement law

説 明

黒体から放射されるスペクトルの最大エネルギーを与える波長\lambda_mと黒体の温度Tの積(または最大エネルギーを与える振動数と黒体温度の比)は定数になるという法則。以下の式  \lambda_m\ [\mu {\rm m}]\ T\ [K] = 2898 で表される。 このため、最大エネルギーとなる波長は黒体の温度が高いほど短波長になる。波長1\,\mu {\rm m} でエネルギー最大となる放射スペクトルを持つ黒体の温度は 2898 K となる。太陽のスペクトルは波長約0.5\,\mu {\rm m} の可視光で最大となっており、これより太陽の表面温度は約5800 Kであることがわかる。黒体放射も参照。

2018年03月10日更新

関連画像

さまざまな温度の黒体放射スペクトル。最大エネルギーを与える波長と温度の積は一定値になっている。