天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

弱い力

高

よみ方

よわいちから

英 語

weak force

説 明

自然界に知られる四つの力(相互作用)の一つ。電磁気力に比べて「弱い」ことからその名を冠する。弱い相互作用ともいう。弱い力に起因する典型的な現象として、原子核のベータ崩壊が挙げられる。物質を構成する既知のすべての素粒子の間には弱い力が働く。特に、標準模型においては、ニュートリノには弱い力のみが働く。弱い力は、高エネルギー領域において、ワインバーグ-サラム理論によって電磁相互作用と統一的に記述される。弱い力は電荷を持つWボゾンと中性のZボゾンによって媒介される。電磁気力を媒介する光子の質量がゼロであるのに対し、これらのボース粒子はヒッグス場の自発的対称性の破れによって80-98GeVという大きな質量を持つ。これをヒッグス機構という。その結果、力の到達距離は短い。強い力四つの力も参照。

2018年03月24日更新

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