天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

ボイド

高

よみ方

ぼいど

英 語

void

説 明

宇宙の中で、30-50 Mpc(1-1.5億光年)程度のスケールにわたって銀河がほとんど存在しない巨大な空間のこと。1981年にアメリカのカーシュナー(R. Kirshner)らによって、うしかい座の方向に初めて発見された。このボイドは直径約100メガパーセク(100 Mpc=3億光年)にも達していた。その後スローンデジタルスカイサーベイなどの銀河サーベイによって、ボイドは超銀河団と同程度に普遍的な存在であり、フィラメント状構造とともに、宇宙の大規模構造を構成する基本要素であることがわかった。

2018年03月06日更新

関連画像

図1 最初に発見されたうしかい座のボイドの探査領域(黒丸)。Kirshner et al. 1987 ApJ, 314, 493

(上)図1の探査領域の赤経方向を押しつぶしたウエッジダイアグラム。(下)立体視のための図で、上の図の円形の部分にはほとんど銀河のないことが立体視からわかる。Kirshner et al. 1987 ApJ, 314, 493
宇宙の大規模構造
http://www.sdss3.org/images/gallery/sdss_pie2.jpg