天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

実視連星

 

よみ方

じっしれんせい

英 語

visual binary

説 明

2つの恒星が、長期間にわたる位置観測から、実際にお互いの周りを公転運動していることが確認できている連星。実視連星の軌道は、主星の周りの伴星の楕円運動として表すことができ、軌道要素は、軌道傾斜角、昇交点経度、近星点経度、軌道長半径離心率、公転周期、近星点通過時刻の7つである。地上からの恒星の位置観測には大気ゆらぎが大きな問題となるが、短い露出時間で撮影された画像を重ね合わせるスペックル技術により確認された連星はスペックル連星と呼ばれることがある。

2018年04月12日更新

関連画像

*実視連星の軌道要素。軌道傾斜角(i)。
中村泰久「連星の種類と観測法」、シリーズ現代の天文学第7巻、野本他編「恒星」1.6節 図1.29(日本評論社)