天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

おとめ座銀河団

高

よみ方

おとめざぎんがだん

英 語

Virgo cluster

説 明

おとめ座の方向に見える銀河団太陽系からの距離は約18メガパーセク(18 Mpc=5900万光年)であるが、10-25メガパーセクの範囲にほぼ視線に沿って細長い領域に銀河が分布している。銀河団としては最も近いため、12等級より明るい銀河が40個あまり見られる。最も明るいのは巨大楕円銀河M87である。暗いものまで含めると3000個以上の銀河があるが、大部分は矮小銀河である。
おとめ座銀河団を中心として、いくつもの銀河群が分布しており、それら全体が局所超銀河団と呼ばれる1つの超銀河団を構成している。局所超銀河団に属する銀河は、いずれもおとめ座銀河団に向かって動いている(おとめ座銀河団への落ち込み運動)ことが知られている。

2018年07月03日更新

関連画像

おとめ座銀河団の可視光画像。B, V, Rの3バンドで撮影した画像を合成して作った天然色に近い画像。木曽観測所シュミット望遠鏡で撮影。
かみのけ座銀河団の可視光画像。NHKのHDテレビカメラで撮影した天然色画像。すばる望遠鏡で撮影。
おとめ座銀河団の可視光画像。画面左に見える明るい楕円銀河がM87、右上にM86ほか多数の銀河が映っている。