天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

バイキング探査機

高

よみ方

ばいきんぐたんさき

英 語

Viking

説 明

アメリカ航空宇宙局(NASA)が1975年に打ち上げた2組の火星探査計画。バイキング1号と2号はそれぞれ軌道船と着陸船で構成され、軌道船は火星表面の詳細な画像を取得した。1号着陸船は1976年7月20日、クリュセ平原に着陸、2号は1976年9月3日、ユートピア平原に着陸した。バイキング探査の大きな目的は、生命探査すなわち火星土壌中の微生物の検出であった。過去に水が存在した可能性のある平原に着陸したが、周囲に存在したのは、玄武岩を主成分とする火山性の岩石であった。

生命探査実験では、土壌を加熱して放出されるガスを分析する有機物検出実験、微生物の呼吸作用を調べるガス交換実験、放射性炭素同位体を含んだ栄養液を加えて発生した気体を分析して微生物の代謝活性を調べる実験、光合成作用を調べる実験が行われたが、生命存在の証拠は得られなかった。着陸船の大気分析装置は、大気の微量成分の組成と同位体を測定した。宇宙生物学も参照。

2018年03月14日更新

関連画像

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Viking_spacecraft.jpg