天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

超高光度赤外線銀河

 

よみ方

ちょうこうこうどせきがいせんぎんが

英 語

ultra luminous infrared galaxy(ULIRG)

説 明

エネルギーの大半を赤外線で放射していてその光度が太陽の1兆倍を超える銀河のこと。英語の省略形ULIRGがそのまま使われることもある。それより一桁小さい1千億倍以上の光度をもつ銀河を高光度赤外線銀河(LIRG)と呼ぶ。これらの銀河では爆発的な星生成スターバースト)が起こっていると考えられ、若い星から供給されるダストがガス中に大量に存在し、若い星から放射される強い紫外線や可視光線の大半をそのダストが吸収し、温まったダストが赤外線でエネルギーを再放射しているものと考えられる。この天体は銀河同士が相互作用しているものが多く、それが引き金となって爆発的な星生成が起こっていると解釈されている。このような銀河は、少なくとも宇宙の後半生においては、昔ほどその割合が高かったことが知られている。LIRGやULIRGの中には中心にブラックホールがある活動銀河核を持つものがある。

2018年08月16日更新

関連画像

爆発的な星生成を起こしている代表的な超高光度赤外線銀河Arp220。ハッブル宇宙望遠鏡による撮像。銀河同士の合体が爆発的な星生成を誘起していると考えられる。(クレジット:NASA)。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Arp220_HST_NICMOS_1997-17_web_print.jpg