天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

2光子連続放射

 

よみ方

にこうしれんぞくほうしゃ

英 語

two-photon continuum emission, two-photon decay

説 明

励起状態から2つの光子を放出してエネルギーの低い状態へ遷移すること、およびその結果として放出される電磁波スペクトルのこと。
電離水素領域において、特に中性水素原子の準安定準位2^2Sから基底状態1^2Sへの1光子を放出する遷移は強く禁止されているが、2光子放出は可能である。この場合、2つの光子のエネルギーの和が準位間のエネルギー差になれば良いので、連続光が放射される。この遷移確率は A_{2^2{\rm S} \rightarrow 1^2{\rm S}} = 8.23\,{\rm s^{-1}} で、水素原子が光電離される確率(10^{-8}-10^{-4}\,{\rm s}^{-1})より十分に高い。この放射は波長 364.6 nm のバルマー端付近での寄与が大きい。

2018年04月10日更新

関連画像