天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

乱流粘性

 

よみ方

らんりゅうねんせい

英 語

turbulent viscosity

説 明

媒質中に乱流場があると、流れの中の小さな渦運動が粘性と同じように接線応力を生み出し、局所的に粘性力が生じたようにみなすことができる。このように乱流状態にある流体中に働く粘性を乱流粘性と呼ぶ。宇宙の流体はしばしば乱流状態にあり、乱流粘性によって運動量やエネルギーの輸送が起こる。たとえば、天体の周りにできる降着円盤では、円盤の差動回転によって磁場が捻じられ、磁気回転不安定性によって(磁気)乱流が発生すると考えられている。この磁気乱流中に働く乱流粘性によって角運動量が失われ、円盤内の媒質は中心へと落ち込み、中心天体への質量降着が起こる。

2018年03月06日更新

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