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トータルドーズ効果

 

よみ方

とーたるどーずこうか

英 語

total dose effect

説 明

放射線によって発生する電離の総量によって決まる検出器、電子回路、光学素子などの劣化現象をいう。放射線の種類やエネルギーには依らない。人工衛星などの宇宙機に使用される部品は、宇宙機の設計寿命内にこの効果による劣化で性能が低下しないように選定される。代表的なものは、放射線による電子部品の劣化による機能不全、レンズなどの光学素子の透過率低下、カメラに使用されるCCD電荷転送効率の劣化、太陽電池劣化による発生電力低下などがある。太陽フレアが発生すると、地球近傍の宇宙空間の放射線量が増大する。このため、宇宙機の設計時には、過去に発生した巨大フレアの発生確率が考慮されている。宇宙天気プロトン現象も参照。

2018年03月06日更新

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