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スイフト衛星

 

よみ方

すいふとえいせい

英 語

Swift Gamma Ray Burst Explorer

説 明

2004年11月20日にデルタIIロケットによって高度600 kmの略円軌道に打ち上げられたガンマ線バースト観測衛星。NASAのエクスプローラー計画、MIDEX(Medium-class Explorer)の一つとして、アメリカ、イギリス、イタリアによって共同開発された。
Swift(スイフト)は複数の波長を観測できる宇宙望遠鏡で、ガンマ線バーストの研究に利用されている。観測機器は、コーデッドマスクからなるバーストアラート望遠鏡、X線反射望遠鏡と極端紫外反射望遠鏡を搭載し、ガンマ線X線紫外線から可視光の各領域で、ガンマ線バーストとその残光を観測することができる。
Swiftは機器の一つで空を監視しており、ガンマ線バーストの発生を検知すると、位置を数分角の精度で決定し、約15秒以内に地上へ通報するとともに、モーメンタムホイールを利用して、地上からの管制なしに衛星をその方向に向けることができる。この素早く向きを変える様子から「Swift」(アマツバメ)と命名された。
2018年 1月10日 には、これまでのミッション名"The Swift Gamma-ray Burst Explorer"から"The Neil Gehrels Swift Observatory"に変更された。

2018年04月12日更新

関連画像

スイフト衛星の外観図(NASA/GSFC、青山学院大学、坂本 貴紀
http://sakamoto-agu.wdfiles.com/local--files/swift/Swift.jpg)
*スイフト衛星(NASA)。
高橋忠幸・森正樹「ガンマ線」、シリーズ現代の天文学第17巻
井上他編「宇宙の観測III」2.2節、図2.9 (日本評論社)