天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

サーベイ観測

 

よみ方

さーべいかんそく

英 語

survey

説 明

空の一定の天域あるいは全天を覆い尽くす観測モードのこと。単にサーベイということもある。
天文観測には大別して2つの観測モードがある。一つは、既に知られている天体に望遠鏡を向けてその天体を詳細に調べる観測で、もう一つは、特定の性質を持つ天体を探す、あるいはそれらの天体すべての性質を定量的に測定するために、特定の天域あるいは全天を望遠鏡で覆い尽くす観測である。前者をポインティング観測、後者をサーベイ観測という。サーベイ観測は、その対象によってさまざまなものがある。たとえば、Tタウリ型星サーベイ、球状星団サーベイ、銀河サーベイ銀河団サーベイ、などである。サーベイ観測を効率的に行うためには望遠鏡の視野が広いことが重要である。伝統的には、広視野のシュミット望遠鏡で写真乾板を用いてサーベイ観測をして天体のカタログを作り、その中の興味ある天体を4 mクラスの望遠鏡で詳細に観測するという役割分担が行われていた。しかし、8 mクラスの望遠鏡の対象はシュミット望遠鏡の写真観測の限界より暗いため、スローンデジタルスカイサーベイのような新しいサーベイ観測が必要となっている。最近では、可視光以外のさまざまな波長でも大規模なサーベイ観測が行われている。

2018年03月13日更新

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