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シュプリームカム

 

よみ方

しゅぷりーむかむ

英 語

Suprime-Cam

説 明

すばる望遠鏡主焦点に搭載された広視野カメラ。大気分散補正機能を持つ5群7枚のレンズ系からなる主焦点補正光学系により、視野の縁まで画質が劣化しないカメラを実現した。34分角\times 27分角の広視野を4096\times 2048画素の大型CCD素子10枚を敷き詰めて一度に撮影できる。CCD素子の間にわずかに隙間があるため、実際には視野中心を少しずらして複数枚の写真を撮影し(ディザリング)、隙間のない画像に仕上げる。8 m級望遠鏡ではすばる望遠鏡以外には、このような主焦点カメラがないため、遠方宇宙の探査観測などですばる望遠鏡が大きな成果を挙げる原動力となった。2017年5月に最終観測を行い18年間の活躍に終止符を打った。後継機として視野直径1.5度角を104枚の大型CCDで埋め尽くすハイパーシュプリームカムが、2012年秋から稼働中である。
ホームページ:
http://www.naoj.org/Introduction/instrument/j_SCam.html

2019年04月22日更新

関連画像

すばる望遠鏡トップエンド交換装置で待機中のSuprime-Cam
https://www.naoj.org/Introduction/instrument/j_SCam.html
すばる望遠鏡の主焦点につけられたSuprime-Cam
(すばる望遠鏡イメージギャラリー)
*Suprime-Camの10枚のCCD素子
Suprime-Camの設計図
(国立天文台)