天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

超新星残骸

高

よみ方

ちようしんせいざんかい

英 語

supernova remnant

説 明

超新星爆発の後に残された星雲状の天体。爆発時に吹き飛ばされた星の外層は高速で膨張して、周囲の星間ガスとの間に衝撃波を形成し、ガスが高温に加熱されて、数万年にわたり光り輝き続ける。球殻表面のみが光るシェル型、内側も光る中心充満型(超新星爆発の後に残された中性子星パルサーとしてエネルギー源となっているものをパルサー星雲あるいはプレリオン(plerion)と呼ぶ)、および複合型に分けられる。電波から(ときには)ガンマ線まで、広い波長で熱的および非熱的放射を行っている。超新星残骸として有名な「かに星雲」はパルサー星雲でもある。
X線源ガンマ線源も参照。

2018年04月20日更新

関連画像

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したかに星雲。1054年に超新星爆発を起こしたことが藤原定家の「明月記」に記録されている。中心にパルサーがある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%AB%E6%98%9F%E9%9B%B2
チコ・ブラーエの超新星残骸の合成画像(赤外線・X線・可視光)
http://www.spitzer.caltech.edu/images/2060-sig08-016-Vivid-View-of-Tycho-s-Supernova-Remnant

Ia型超新星の一つ、ケプラーの超新星(SN 1604)の残骸。
スピッツアー宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡およびチャンドラX線天文台による画像の合成画像。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%96%B0%E6%98%9F