天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

超銀河団

高

よみ方

ちょうぎんがだん

英 語

supercluster of galaxies

説 明

銀河の集団である銀河団銀河群が、複数個以上連なった大構造のこと。約30メガパーセク(30 Mpc=1億光年)以上の大きさを持つ。フィラメントと呼ばれるブリッジ構造を介して連なっている。大規模な銀河の赤方偏移サーベイなどによってその存在が明らかになっている。数値シミュレーションによっても、重力によるダークマターの構造進化の結果、このような宇宙の大規模構造が再現されている。近傍宇宙ではわれわれの天の川銀河銀河系)が属する局所超銀河団や、ピセス-ペルセウス超銀河団などが知られている。宇宙には逆に銀河がほとんど存在しないボイドと呼ばれる場所があり、対照的である。

2018年08月18日更新

関連画像

*局所銀河群を中心に描いたおとめ座超銀河団(局所超銀河団)。おとめ座銀河団を中心とした円盤状の銀河分布と広く分布するハロー構造が見える.局所銀河群は円盤の端に位置する。
有本信雄「局所銀河群の空間分布と動力学」、シリーズ現代の天文学第5巻、祖父江・有本・家編『銀河II』第2版 5.2節 図5.3 (日本評論社)
(原図はTully 1982, ApJ, 257, 389より引用)。