超銀河団

よみ方
ちょうぎんがだん
英 語
supercluster of galaxies
説 明
銀河の集団である銀河団や銀河群が、複数個以上連なった大構造のこと。約30メガパーセク(30 Mpc=1億光年)以上の大きさを持つ。フィラメントと呼ばれるブリッジ構造を介して連なっている。大規模な銀河の赤方偏移サーベイなどによってその存在が明らかになっている。数値シミュレーションによっても、重力によるダークマターの構造進化の結果、このような宇宙の大規模構造が再現されている。近傍宇宙ではわれわれの天の川銀河(銀河系)が属する局所超銀河団や、ピセス-ペルセウス超銀河団などが知られている。宇宙には逆に銀河がほとんど存在しないボイドと呼ばれる場所があり、対照的である。
2018年08月18日更新