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波長分解能

高

よみ方

はちょうぶんかいのう

英 語

spectral resolution

説 明

分光器により分離することのできる最小の輝線間隔を表す量。通常は、ある単色光源の中心波長を測定される輝線幅で割った値が用いられ、R または\lambda/\Delta\lambdaと表記される。天文学では波長分解能が数百、数千、数万と上がるにつれ、低、中、高分散分光器と呼ばれることが多い。分光器の光学系が理想的で収差や散乱の影響がない場合には、分光器の波長分解能はスリット像の幅または回折像の幅と、波長分散の大きさにより決まる。

2018年09月06日更新

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*2つの近接した輝線を識別できる限界の間隔。半値全幅と等しい。検出器上の輝線位置の違いは波長の違いとなる。
西川淳「回折限界・干渉」、シリーズ現代の天文学 第15巻、家・岩室・舞原・水本・吉田編『宇宙の観測I』第2版 3.4節 図3.14(日本評論社)