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スペクトル分類(星の)

高

よみ方

すぺくとるぶんるい(ほしの)

英 語

spectral classification

説 明

恒星のスペクトルを吸収線の種類と強度によって分類したもの。現在のスペクトル分類の基になったのはハーバード分類である。これは1901年にハーバード大学天文台キャノン(A.J. Cannon)とピッカリング(E.C. Pickering)によって提案され、後に刊行された、ヘンリードレーパー星表に採用された分類である。ハーバード分類は、恒星の表面温度の系列を表す分類法であったが、温度が同じであっても絶対等級が異なる星があることは知られていた。これを区別するための光度階級が1940年代にヤーキス天文台モルガン(W.W. Morgan)とキーナン(P.C. Keenan)によって導入され、ハーバード式のスペクトル型と光度階級を組み合わせた、MK分類が現在広く使われている。スペクトル型(星の)も参照。

2018年09月30日更新

関連画像

* 星のスペクトル型の分類系列(ハーバード分類)。アルファベットで表す。
星の光度階級。ローマ数字で表す。
大脇他編著「天文資料集」(東京大学出版会)