天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

スパークチェンバー

 

よみ方

すぱーくちぇんばー

英 語

spark chamber

説 明

ネオンなどの不活性ガスを満たした板状の電極間に、荷電粒子が通過した直後に高電圧パルスを印加し、粒子の飛跡に沿って放電を起こさせることによって、飛跡を光として観測する検出器。1950年代終わりに福井崇時と宮本重徳によって考案された。コンプトンガンマ線衛星に搭載されたEGRET検出器は、ガンマ線が装置内部で対生成を起こした際に放出される電子と陽電子の飛跡を多層のスパークチェンバーを用いて記録し、これらの粒子の飛来方向からガンマ線天体の位置を決定している。

2018年12月10日更新

関連画像

スパークチェンバーで捕らえた宇宙線の飛跡。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ueharas/seiten/gt19/cosmicray3.htm