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源泉関数(放射輸送方程式の)

 

よみ方

げんせんかんすう(ほうしゃゆそうほうていしきの)

英 語

source function

説 明

放射強度がどのように変化するかを表す放射輸送方程式
 \frac{1}{c}\frac{\partial I_\nu}{\partial t} +\boldsymbol{n} \cdot \nabla I_\nu =-\chi_\nu I_\nu+\chi_{\nu}S_\nu
I_\nuは放射強度、\boldsymbol{n}は放射の伝搬方向を表す単位ベクトル、 \chi_\nuは振動数\nuでの単位体積あたりの減光係数で、 吸収係数\chi_\nu^{\rm abs}と散乱係数\chi_\nu^{\rm sca}の和で 書かれる)で、放射強度を増加させる割合を表すS_\nuを (放射輸送方程式の)源泉関数と呼ぶ。 源泉関数は、考える問題によって異なり、局所熱力学平衡が 成り立ち、等方散乱を仮定できる場合は
\chi_\nu S_\nu=\chi_\nu^{\rm abs}B_\nu(T)+\chi_\nu^{\rm sca}J_\nu
のように表される。 ここで、B_\nu(T)プランク関数J_\nuは以下の式で定義される平均放射強度である。
J_\nu \equiv \displaystyle\oint I_\nu d\Omega/4\pi

2018年04月24日更新

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