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スローンデジタルスカイサーベイ

 

よみ方

すろーんでじたるすかいさーべい

英 語

Sloan Digital Sky Survey(SDSS)

説 明

北天を中心とした全天の約1/4の天域の可視光による撮像分光サーベイで、天文学史上最も重要なサーベイ観測プロジェクトの一つとされる。過去最大の銀河赤方偏移サーベイでもある。米国、日本、ドイツを中心とした国際プロジェクトで、最終的には全世界から25の研究機関が参加した。米国のスローン財団が資金の多くを提供したことからこの名がついた。
サーベイ観測は、米国ニューメキシコ州のアパッチポイント天文台に建設された口径2.5mの専用望遠鏡を用いて、西暦2000年から8年かけて行われた。撮像観測は視野2.5度の広視野CCDカメラを用いて可視域をカバーする5つのバンド(u, g, r, i, z)で行われ、そのデータから選ばれた分光対象天体が、640本の光ファイバーを持つ多天体分光器で分光された。撮像サーベイで検出された天体は2.3億個、分光された天体は、銀河93万個、クェーサー12万個、天の川銀河銀河系)の星22.5万個である。SDSSのデータを用いた研究は、太陽系から宇宙論まで、天文学のあらゆる分野に及んでいる。すべてのデータは世界に公開されており、インターネットを通してダウンロードできる。なお、上記の観測のほかに、対象を銀河系や超新星に絞った第2次サーベイ(SDSS-II)が2005-08年に並行して行われた。2008年から2014年までは太陽系外惑星の探査も加えた第3次サーベイ(SDSS-III)が行われた。2014年からは、銀河系の南天・北天からの探求、近傍銀河の面分光、銀河とクエーサーの探査を目的とする第4次サーベイ(SDSS-IV)が進行中である。

2018年04月18日更新

関連画像

世界最大のSDSSメインカメラ。
(関口真木氏による)
アパッチポイント天文台
SDSSによる銀河の空間分布。
http://www.sdss3.org/images/gallery/sdss_pie2.jpg
口径2.5m望遠鏡。通常の望遠鏡とは異なり、観測時は望遠鏡から格納庫が完全に取り払われる。格納庫にたまった熱によるかげろうで像が劣化するのを防ぐためである。格納庫の外に置かれるため、風除けのバッフルは望遠鏡の本体に取り付けられている。鏡筒の周りに見えている四角い金属製の構造がバッフルである。
http://www.sdss.org/photos/00_427.300dpi.jpg
http://www.sdss.org/gallery/gal_photos.htm