天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

恒星時

高

よみ方

こうせいじ

英 語

sidereal time

説 明

春分点時角のことで、子午線に対する春分点の方向、あるいは春分点を基準とした地球自転量と考えてもよい。恒星時は15°を1時間の割合で換算して時分秒の単位で表す。つまり、恒星時とは春分点が子午線を通過してからの時間と考えることもできる。 とくに本初子午線を基準とする場合をグリニッジ恒星時、任意の子午線の場合を地方恒星時と呼んでいる。それぞれ{\it \Theta}_{\rm G}{\it \Theta}とすると、 {\it \Theta}={\it \Theta}_{\rm G} + \lambdaとなる。ここで経度を\lambda(東経を+、西経を-)とした。 また、歳差までを考慮した場合は平均恒星時、章動まで考慮した場合は視恒星時と呼ぶ。それぞれMST、ASTとすると、AST = MST + \Delta\varphi \cos\varepsilon + 周期項 のように書くことができる。ここで\Delta\varphi\varepsilonは黄経方向における章動と黄道傾斜角を表す。

2018年05月08日更新

関連画像

時角
*時角H、グリニッジ恒星時Θ、経度λ、赤経αの関係。
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