天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

羊飼い衛星

 

よみ方

ひつじかいえいせい

英 語

shepherd satellite

説 明

細い惑星リングの近傍の軌道上にあり、そのリングの形状を維持する働きをしていると考えられる衛星のことを、羊が群れから逃げ出さないように番をする羊飼いになぞらえて、羊飼い衛星と呼ぶ。土星のFリングにおける衛星プロメテウスとパンドラ、天王星\varepsilon リングにおける衛星コーディリアとオフィーリアなどが、その例である。通常はこのように細いリングの形状を維持する衛星のことをいうが、幅広いリングの外縁の維持に寄与しているもの、あるいはエンケの間隙の中にある衛星パンのように、リング中にあってリング粒子を跳ね飛ばして溝を形成している衛星のことを含める場合もある。

2018年03月13日更新

関連画像

土星の環と衛星。右上にあるのはFリングの羊飼い衛星であるプロメテウス。その内側にあるのはAリングで、中央左寄りに、エンケの間隙の中の衛星パンが見える。探査機カッシーニが2008年に撮影したもの。(NASA/APL/Southwest Research Institute)
http://www.astroperinaldo.it/blog/2010/missione-cassini-belle-immagini-inviate-da-saturno/