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シャピロ遅延

 

よみ方

しゃぴろちえん

英 語

Shapiro delay

説 明

一般相対性理論では空間の曲がりの効果のためにニュートン重力に比べ重力場中で電磁波の伝播速度が遅くなる。
1964年、アメリカの物理学者シャピロ(I.I. Shapiro)は、レーダーから発射された電波が太陽近傍を通過して惑星にぶつかり、反射して再び地球に戻ってくるまでの往復の時間を測ることでこれを検証することを提唱した。この信号の往復時間の重力による遅れをシャピロ遅延という。初期の観測では水星や金星が用いられたが、惑星表面の地形がよく知られていないなどから、観測結果は一般相対性理論の予言と20%の誤差で一致したにすぎなかった。しかしその後、マリナーやバイキング探査機といった火星探査衛星や火星を使った観測によって、一般相対性理論の予言との一致は、0.1%に達している。

2018年03月06日更新

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