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シーソー機構

 

よみ方

しーそーきこう

英 語

seesaw mechanism

説 明

ニュートリノに微小な質量を与えるメカニズムで、標準模型に重いマヨラナ質量を持った右巻きニュートリノを導入した理論。 それによって、ニュートリノはディラック質量m_{\rm D}とマヨラナ質量M_{\rm R}の双方を持つが、質量行列を対角化して固有値を求めると、M_{\rm R}m_{\rm D}^2/M_{\rm R}程度の質量を持つ2つの質量固有状態ができる。後者の値が観測される左巻きニュートリノの質量に対応することから、M_{\rm R} \gg m_{\rm D}にとっておけば、 ニュートリノの微小な質量を、M_{\rm R}m_{\rm D}という微小でない量の組み合わせで実現することができる。これがシーソー機構である。

2018年03月06日更新

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