天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

黒点相対数

高

よみ方

こくてんそうたいすう

英 語

relative sunspot number

説 明

チューリッヒのウォルフ(R. Wolf)が考案した太陽全面に現れる黒点により太陽活動を表す指標。ウォルフ数(Wolf number)、国際黒点数(international sunspot number)とも呼ばれる。黒点相対数Rは、観測方法、観測装置性能、および観測者の個人差を補正するための係数をk、黒点群数をg, 全黒点数をsとすると、R = k(10g + s)と定義され、1日の観測より求められる。ウォルフ数は太陽磁気活動が低下して黒点がほとんど観測されなかったモーンダー極小期(マウンダー極小期ともいう)を除けば、約11年の周期で増減する。この太陽活動周期は、ドイツのシュワーベ(H. Schwabe)が1843年に黒点数の増減より発見している。黒点相対数は長らくチューリッヒのスイス連邦天文台により編纂されていたが、1981年よりベルギー王立天文台に移行している。

2018年09月16日更新

関連画像

*黒点相対数の変化。
横山央明「周期活動とダイナモ機構」、シリーズ現代の天文学第10巻、桜井・小島・小杉・柴田編『太陽』 6章 図6.1(日本評論社)