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電波

中

よみ方

でんぱ

英 語

radio wave

説 明

波長が0.1 mm程度より長い電磁波の名称。波長0.1 mmから10 cm程度のものはマイクロ波と呼ばれ、そのなかはさらに細分化して、短い方からサブミリ波、ミリ波、センチ波と呼ばれる。波長10 cm程度より長い電波は、波長の短いものから、極超短波(UHF)、超短波(VHF)、短波(HF)、中波(MF)、長波(LF)、超長波(VLF)と細分して呼ぶことがある(電磁波を参照)。
宇宙から電波が届いていることは1931-33年にかけてアメリカのジャンスキー(K. Jansky)によって発見された。天体が電波を放射する典型的なプロセスの一つはシンクロトロン放射である。そのほかにも宇宙に豊富にある中性水素原子の出す波長21cm の輝線、絶対温度2.7K の黒体放射に対応する宇宙マイクロ波背景放射、低温度の星間物質中にある分子が出す輝線などが電波領域で観測される。
宇宙から地球に届く電波のうち、波長が約1 cmから約20 mの間の電波はほとんど地球大気に吸収されることなく地上まで届く。約1 cmより波長の短いミリ波やサブミリ波は、地球大気中の水蒸気により吸収されるので、乾燥した高地からでないと有効な観測ができない。波長約20 mより長い電波は電離層に反射させるので地上には届かない。

2019年10月03日更新

関連画像

* 電磁波の名称と対応する波長と振動数及びエネルギー。名称の境界は厳密に定義されてはいない。
* さまざまな波長の電磁波で見た天の川
https://mwmw.gsfc.nasa.gov/mwpics/mwmw_8x10.jpg の図を改変
中性水素原子の出す波長21cm の輝線で見たアンドロメダ銀河(M 31)。青色は銀河の円盤中にある濃いガスからの放射で、オレンジ色はM 31の周辺にあるガスの塊からの放射である。(NRAO/AUI/NSF, WSRT)
http://www.nrao.edu/pr/2004/m31HVCs/