天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

電波スパー

 

よみ方

でんぱすぱー

英 語

radio spur

説 明

銀河面に対して垂直方向に伸びる、電波で観測される構造。スパーは刺の意味。特に、電波連続波で観測されるものが有名で、一番目立つものは銀河面か北銀極に達する北極スパーである。立体的にも銀河面から垂直に伸びる構造と考えられているが、太陽系近傍の比較的小さな構造が大きく見えているとする説と銀河中心付近など遠方にある巨大な構造が見えているとする説があり、未だに決着がついていない。

2018年03月23日更新

関連画像

可視光で観測した横向き銀河NGC891。よく見ると銀河面と垂直方向に伸びる細かい暗黒帯があることがわかる。同じように銀河面と垂直方向に伸びる構造は電波でも観測される。
408 MHz電波連続波での全天画像。色は電波強度の違いを示し、強い方から黄紫青赤黒の順。楕円の長軸が銀河面、中央が銀河中心方向。銀河面から北(この図では上)に伸びている弧状の構造(この図では青の強度)が北極スパー。