天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

順行

高

よみ方

じゅんこう

英 語

prograde motion

説 明

1.  公転・自転の順行
中心天体の周りを公転する天体の運動の方向が、中心天体の自転の方向と同じであるとき、その運動は順行であるといい、反対方向であるとき逆行であるという。たとえば、太陽系の惑星はすべて、太陽の自転と同じ方向、つまり順行方向に公転している。惑星の周りを公転する衛星の場合も同様で、惑星の自転と同じ方向に運動するものを順行衛星、反対のものを逆行衛星と呼ぶ。木星土星などの巨大惑星には、順行衛星のほか、逆行衛星も多数存在する。一方、天体の自転運動について、公転方向と同じ方向に自転する場合を順行自転、反対方向の場合を逆行自転という。太陽系の惑星のほとんどは順行自転しているが、金星は自転周期が243日という、ゆっくりとした逆行自転をしており、天王星は自転軸が公転軌道面に対してほぼ横倒しの状態で自転している。

2. 見かけ上の順行
地球から見た惑星が天球上を西から東に動いてゆくこと。逆行の3. を参照。

2018年10月03日更新

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