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プリズム

中

よみ方

ぷりずむ

英 語

prism

説 明

透明な材質からなる多面体光学素子で、光を分散、屈折、全反射、複屈折させるのに用いられる。頂角A、屈折率n(\lambda)の三角プリズムによる、波長\lambdaの光の屈折角 \varepsilon は、薄いプリズムの場合\varepsilon(\lambda)\sim (n(\lambda)-1)A となる。使用目的に応じた機能をもつものとして、通常の三角プリズム以外にも、アッベプリズム(プリズムを回転させることで任意波長を特定方向に向ける)、ペンタプリズム(像反転がなく90度折り曲げる)、ウォラストンプリズム(偏光成分を分離する)などがあり、また回折格子と組み合わせたグリズムなどがある。

2019年09月12日更新

関連画像

*プリズムによる屈折の色分散のようす。頂角A、屈折率nの三角プリズムによる屈折角εは波長λの関数となる。一般に波長の短い青い光のほうが波長の長い赤い光より、屈折角が大きい。