天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

主量子数

 

よみ方

しゅりょうしすう

英 語

principal quantum number

説 明

原子内での電子の軌道は量子力学で予言されるように飛び飛びのエネルギー固有値に対応するものとなる。このうち、電子の動径方向の波動関数を規定する量子数のこと。慣例として変数nで表され、電子の存在確率密度が最も高くなる点が原子核に近い方からn=1,2,3,\cdotsという整数値をとる。水素原子のように中心力だけを考えればよい場合は、エネルギー固有値E_nは主量子数nだけの関数となり、E_n\propto -n^{-2}となって離散的な値をとる。水素原子ではn=1の軌道に遷移する場合に放射される線スペクトルライマン系列n=2に遷移する場合はバルマー系列と呼ばれる。再結合線パッシェン系列ブラケット系列も参照。

2018年03月09日更新

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