天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

冥王星

小

よみ方

めいおうせい

英 語

Pluto

説 明

1930年にアメリカのトンボー(C. Tombaugh)により発見された、海王星よりも外側の太陽周回天体。長い間、太陽系第9惑星として知られていた。エッジワース-カイパーベルト天体が続々と発見されて冥王星よりも大きな天体(エリス)が発見されるに至り、2006年にプラハで開かれた国際天文学連合の総会で惑星の定義が作られ、冥王星は惑星ではなく準惑星となった。1978年に衛星カロンが発見され、冥王星は当初考えられていたよりも小さな氷天体であることが明らかになった。質量は1.3\times 10^{22}\,{\rm kg}、半径は1160 km(地球の18%)である。星の掩蔽の観測から窒素を主成分とする薄い大気(大気圧0.15-0.3 Pa)が存在することがわかっている。分光観測から、表面には窒素、一酸化炭素、メタン、エタンなどの氷が存在することがわかっている。冥王星には大きなカロン(半径600 km)のほかに、ニクス、ヒドラと命名された半径20 kmほどの小衛星が存在する。2015年7月14日にニューホライズンズ探査機により観測され、変化に富む表面の様子が明らかになった。

2018年03月12日更新

関連画像

ニューホライズンズ探査機による冥王星の姿