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乾板定数

 

よみ方

かんぱんていすう

英 語

plate constant

説 明

天体画像において、画像上の (x,y) 座標と、その画像に投影された天球面上の座標(標準座標)との対応関係を表す係数のこと。もともとは写真乾板(photographic plate)が検出器として使用されていたため、この名前がある。画像上の座標 (x,y) に対応する標準座標を (\xi, \eta)(単位は望遠鏡の焦点距離であることに注意)とすると、最も単純な1次の変換では、以下の式にあるA, B, C, D, E, Fの6つの係数が乾板定数となる。
\xi = A x + B y + C, \,\,\,\, \eta = D x + E y + F
この場合は、天球上の位置(すなわち標準座標)がわかっている星が3個あれば乾板定数が決まることになる。しかし、それは標準座標、画像上の座標ともに含まれる誤差を無視して厳密解を求めることになり、不適切な解を得ることが多い。したがって、通常はもっと多数の星の位置から上の式を最小自乗法で解いて乾板定数を求める。画像に歪曲がある場合は、x,y に対してもっと高次の式を使う必要があり、それに応じて乾板定数の数も増えていく。

2018年04月29日更新

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