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プラズマ

高

よみ方

ぷらずま

英 語

plasma

説 明

気相中の原子や分子が電離し、正イオンと電子に分かれて自由に運動している状態がプラズマである。ほぼすべての粒子が電離した状態を完全電離プラズマと呼び、電離度が低いものを弱電離プラズマと呼ぶ。
物質の三態である固体、液体、(中性)気体とは異なった状態であるため、物質の第四態ともいわれるが、中性ガスとは異なり、電磁場の影響を受けて極めて複雑な運動を行う。宇宙に存在している物質の多くはプラズマ状態にある。密度が十分に高く、プラズマ粒子同士の衝突が頻繁に起こっている場合は、その運動は電磁流体力学により記述される。プラズマ中の正負の電荷分布に偏りが生じると、プラズマに静止した系で測っても有限の電場が生じ、その電場を打ち消すような電荷の運動が生じる。この運動はプラズマ粒子の慣性のため振動となるので、プラズマ振動と呼ばれる。その振動の周期はプラズマの数密度だけで決まる。その周期の逆数に2\piをかけた量はプラズマ振動数もしくはプラズマ周波数と呼ばれる。物質の三態と四態も参照。

2018年04月11日更新

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