天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

写真天頂筒

 

よみ方

しゃしんてんちょうとう

英 語

photographic zenith tube (PZT)

説 明

天頂付近を通る恒星の位置を写真によって精密に観測する特殊な望遠鏡。英語名の頭文字からPZTとも呼ばれる。光学系は、鉛直に固定した対物レンズとその下に置かれた水銀面からなる。水銀面を用いるのは反射面を厳密に水平にするためである。対物レンズを通過した光線が水銀面で反射されて対物レンズのすぐ下においた写真乾板上に像を結ぶ。天頂付近で恒星の子午線通過を精密に観測し、その情報から時刻および観測場所の緯度を正確に求めるために使用された。他の観測手段の精度が向上したため、現在では使用されていない。

2018年10月03日更新

関連画像

写真天頂筒(国立天文台)
https://www.nao.ac.jp/study/mitaka-guide/ja/audio.html?area=14&audio=48