天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

位相速度

 

よみ方

いそうそくど

英 語

phase velocity

説 明

波動の山谷の形が進む速度のことで、周波数を {\omega}、波数を {k} とすると、v_{\rm ph}={\omega}/ {k} で定義される。一方群速度は、v_{\rm g}=\partial {\omega}/\partial {k} で定義され、波束の進む速度すなわち波のエネルギーを伝える速度となる。プラズマ中では、一様媒質でもローレンツ力が磁場に垂直方向に働くため、電磁流体波動の位相速度も群速度も角度依存性がある。たとえばアルベーン波の場合の位相速度は、背景磁場と波数 {\boldsymbol k} の間の角度を \theta とすると、v_{\rm ph}=V_{\rm A} \cos(\theta) と表され、磁力線方向の位相速度が最大でアルベーン速度 V_{\rm A} となり、斜め伝播になると遅くなり垂直方向の位相速度はゼロになる。一方群速度は磁力線方向にのみアルベーン速度 V_{\rm A} で伝わる。

2018年04月24日更新

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