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パーサビアランス

高

よみ方

ぱーさびあらんす

英 語

Perseverance

説 明

NASAのマーズ2020ミッションの火星表面探査車の名称。パーサビアランス(perseverance: パーシビアランスとも表記)は「忍耐」という意味で、愛称はパーシィ。カメラ等の観測・分析機器の他に、地球以外の大気中をはじめて飛行する小型のヘリコプター「インジェニュイティ」(Ingenuity: 創意あふれる工夫という意味)が搭載されている。2020年7月30日に打ち上げられ、2021年2月に火星のジェゼロクレーターに着陸する予定である。
パーサビアランスの最大の科学目標は、火星にかつて微生物などの生命が存在した痕跡を見いだすことである。着陸地点のジェゼロクレーターは、北緯18度の直径50kmほどのクレーターで、河川が流入した三角州地形が複数有り、粘土鉱物も確認されている。長期間水が存在して生命の痕跡が残っていることが期待される。着陸地点付近の様々な場所で地面を掘って土や岩の破片など試料を採取し分析するほか、それを容器に入れて地表面に置き、後継のミッションでそれを地球に持ち帰ってさらに詳しく分析するサンプル・リターン計画の一翼を担う。パーサビアランスは、キュリオシティの経験を基にさらに高度な技術を投入して設計されている。重量は約1トン。火星表面で5-20 kmを移動することができる。
パーサビアランスには、土壌や岩石の化学組成や鉱物組成を調べる高性能カメラ、X線蛍光分光計、地下10mまで調べられるレーダー撮影装置、温度・湿度・風など気象状態を計測する装置、火星大気中の二酸化炭素から微量の酸素を作る装置などさまざまな観測・分析機器が搭載されている。
NASAの関連サイト:
https://www.nasa.gov/perseverance
https://mars.nasa.gov/mars2020/

 

 

 

2020年08月21日更新

関連画像

NASAのジェット推進研究所(JPL)の真空室中にあるパーサビアランス。ヘリコプター「インジェニュイティ」が左と中央の車輪の間に見える。2019年10月1日撮影。
Credits: NASA/JPL-Caltech
https://www.nasa.gov/sites/default/files/thumbnails/image/pia24043-1041.jpg

パーサビアランスは採取した岩石片や土壌を図に示されているような密閉円筒容器に入れて地表に置き、後続ミッションがそれを地球に持ち帰る(想像図)
Credits: NASA/JPL-Caltech
https://www.nasa.gov/sites/default/files/thumbnails/image/mars2020-sample-tubes.jpg