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章動楕円

 

よみ方

しょうどうだえん

英 語

nutation ellipse

説 明

天の極は平均的には歳差によって黄道の極の周りを約23.4°の大きさで約26,000年かけて運動しており、これを平均の極と呼んでいる。一方、短期的には、章動によって平均の極の周りを約9″の大きさで楕円のような形を描くように運動する。この章動によって天の極(天文中間極)が運動する楕円状の軌跡を章動楕円と呼ぶ。

2018年06月20日更新

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    章動楕円
    * 章動によって天の極(天文中間極)が運動する楕円状の軌跡を章動楕円と呼ぶ。