天文学辞典 | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

新星

高

よみ方

しんせい

英 語

nova

説 明

星が突然明るくなり、数か月から数年かけてゆっくり暗くなっていく現象。白色矮星晩期型星からなる連星において、ロッシュローブを満たす晩期型星から白色矮星にガスが降り積もり、ある質量や温度に達したときに起こる水素の熱核暴走反応による爆発現象である。増光幅は8等から15等以上にもなる。爆発の際に白色矮星の表面部分が吹き飛ばされることにより新星シェルが形成される。新星爆発は、すべての激変星において、質量降着率と主星の質量に応じて1000年から数100万年程度の時間尺度で繰り返されると考えられており、数10年ごとに新星爆発を繰り返すものは再帰新星(回帰新星)と呼ばれる。

2019年09月13日更新

関連画像

1992 年にはくちょう座に現れた新星。星の表面が吹き飛ばされる様子がよく見える。理科年表オフィシャルサイト徹底解説。(国立天文台・丸善出版)。
https://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/tenmon/tenmon_005.html
(元の画像はhttp://www.spacetelescope.org/images/html/opo9406a.html)
いるか座新星V339Delの光度曲線。2013年8月14日に6.8等で発見され、その後増光し、8月17日に4.4等の極大に達し、ゆっくりと減光した。松江星の会の記事を一部改変抜粋して引用。
http://matsueastroclub.web.fc2.com/library/2013NovaDel2013/lib_2013NovaDel2013.html 元の出典:「いるか座新星はいるかな? みんなで光度曲線をつくろう キャンペーン」主催:VSOLJ(日本変光星観測者連盟)、日本変光星研究会。 http://www5f.biglobe.ne.jp/~hosizora/de/index.htm