天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

野辺山太陽電波観測所

 

よみ方

のべやまたいようでんぱかんそくじょ

英 語

Nobeyama Solar Radio Observatory

説 明

国立天文台が長野県南佐久郡南牧村に有する太陽電波観測用の観測所であり、1969年に開所され、2015年に閉鎖された。八ヶ岳のふもとの標高1,350 mの野辺山高原にある。寒冷地で水蒸気が比較的少ないため電波の大気吸収が少なく、また周囲が山に囲まれているため雑音を低減しやすい。主な電波望遠鏡としては当初は観測周波数160 MHzの干渉計を持ち、後に17 GHz干渉計が設置された。1992年から電波ヘリオグラフ(口径80cmアンテナ84台で構成)が観測を開始し、観測周波数は17 GHz(1992年から)と34 GHz(1995年から)である。また1~80 GHzの7周波数帯で太陽全体の電波強度と偏波を測定する太陽電波強度偏波計を有した。観測所閉鎖後は、名古屋大学宇宙地球環境研究所を中心とした野辺山電波ヘリオグラフ運用延長国際コンソーシアムが電波ヘリオグラフを、野辺山宇宙電波観測所が強度偏波計を運用している。
ホームページ:https://www.nro.nao.ac.jp/

2018年10月07日更新

関連画像

野辺山電波ヘリオグラフ。奥に見えるのは45m電波望遠鏡。