天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

中性子星

中

よみ方

ちゅうせいしせい

英 語

neutron star

説 明

重い星の進化の最終段階で鉄のコアは約 1.5M_{\odot} の質量を持つ。その後、重力収縮が進み温度が上昇し、温度が概ね 5\times 10^9\,{\rm K}を超えると鉄がヘリウムに分解する吸熱反応               ({\rm Fe} +\gamma \rightarrow 13{\rm He} +4N-124.4\,{\rm MeV}) によって不安定領域に入り、超新星爆発をおこす。密度の上昇と電子ニュートリノの放出にともなって電子捕獲反応 {\rm e}^- + p\rightarrow \nu_{\rm e} + N が進行し、中性子の縮退圧で支えられる星が生成される。これを中性子星という。
中性子星は 3 \times 10^{17}\,\mbox{kg\,m}^{-3} 程度の核子密度を持ち、1M_{\odot}程度の質量で10 km程度の半径になる。パルサーやX線連星として観測されている。

2018年04月04日更新

関連画像

中性子星の断面模式図(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所)