天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

近地球小惑星

高

よみ方

きんちきゅうしょうわくせい

英 語

near Earth asteroids

説 明

小惑星のうち、近日点距離が小さく1.3 au以内に入るものを近地球小惑星(地球近傍小惑星とも呼ばれる)と呼ぶ。2010年時点で6000個以上が発見されている。軌道長半径が1.0 au以上で、近日点距離が1.017 au(地球の遠日点距離)以下の小惑星をアポロ群小惑星と呼ぶ。はやぶさ探査機が探査したイトカワはアポロ群の近地球小惑星である。軌道長半径が1.0 au以上で、近日点距離が1.017-1.3 au(火星の近日点の内側)の小惑星をアモール群小惑星と呼ぶ。軌道長半径が1.0 au以下で、遠日点距離が0.983 au(地球の近日点距離)以上の小惑星をアテン群小惑星と呼ぶ。小惑星帯で木星土星との共鳴軌道において離心率が高くなった天体が、地球や火星の重力散乱を受けて軌道長半径が小さくなったものが近地球小惑星であると考えられている。

2018年04月18日更新

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