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ミニブラックホール

 

よみ方

みにぶらっくほーる

英 語

mini black hole

説 明

宇宙誕生時に形成されたと考えられている、恒星質量より軽いブラックホール。ブラックホールは質量に逆比例した速度で蒸発するので、ミニブラックホールは大質量ブラックホールに比べてその影響を大きく受ける。宇宙誕生時に生まれたミニブラックホールが現在残っているとすれば、量子重力理論で記述されるような極小型ブラックホールのみである。
陽子と陽子を高速で衝突させる(衝突エネルギー6 TeV)大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で「ブラックホール生成実験」が行われ、その過程で極小型ブラックホールが生成される可能性があるとの報道が、2008年のLHC実験開始にインターネットで話題となった。LHCは2015年に、より高いエネルギー(13 Tev)での実験を開始したが、2017年時点でミニブラックホールの生成は報告されていない。仮にミニブラックホールができたとしても地球には何ら影響はない。

2018年03月06日更新

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