天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

流星

小

よみ方

りゅうせい

英 語

meteor

説 明

流星は地球大気中の物理現象で、数10\,\mu {\rm m} から数ミリメートルの大きさの惑星間物質が地球大気に高速(数10-70\,{\rm km\,s}^{-1})で突入したときに、衝撃波加熱により塵物質が蒸発したプラズマの発光によるものである。流星となる惑星間物質を、流星体(流星物質ともいう)と呼ぶ。一般には流星の発光する高度は約120 kmから80 kmである。隕石の突入時などでは通常の流星よりもはるかに明るいものが観測されることがあり、火球と呼ばれる。流星が流れた後に残るものが流星痕である。流星痕は淡く発光していることもある。流星痕は数秒から10分以上続くことがある。やがて上層大気の運動によりかき乱されて消滅する。蒸発した塵物質中の金属原子は、温度が下がるにつれて集まって丸く再凝結しながら冷えて、主に直径0.1ミリメートル以下の固体の球粒となり、次第に大気中を降下し地上に達する。これを流星塵という。
流星現象は地球のほか、火星木星大気でも観測されている。その例が1994年のシューメーカー-レビー第9彗星の木星衝突である。また、地上観測から、月面では流星体の衝突に伴う発光現象が観測されている。

2018年08月12日更新

関連画像

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