メシエカタログ
よみ方
めしえかたろぐ
英 語
Messier catalog
説 明
18世紀に彗星を探していたフランスの天文学者メシエ(C. Messier, 1730-1817)が彗星と紛らわしい拡がった天体のカタログとして作成したもの。メシエの最初のカタログには103天体がリストされていたが、1781年に出版された最終版には、その後の発見も含めて110個の天体が掲載された。このカタログに掲載されている天体は、Mの後にカタログ番号を付けて表記される。超新星残骸の M1(かに星雲)、球状星団の M3、渦巻銀河の M31(アンドロメダ銀河)、散光星雲の M42(オリオン星雲)、散開星団の M45(プレアデス)、惑星状星雲の M57(環状星雲)、楕円銀河の M87など、明るくアマチュアにも人気のある有名な天体が含まれている。 赤緯-35度以南の大小マゼラン雲などは含まれていない。メシエカタログに含まれている天体をメシエ天体と呼ぶことがある。
メシエ天体の一覧は本辞典の「有用な諸データの表」にある。
https://astro-dic.jp/about/table/
メシエ天体
https://astro-dic.jp/messier-objects/
2023年09月24日更新
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