天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

M31

中

よみ方

えむさんじゅういち

英 語

Messier 31

説 明

アンドロメダ銀河のこと。メシエカタログの31番目の天体。NGCカタログではNGC 224。局所銀河群に属する渦巻銀河で、天の川銀河銀河系)と並ぶ局所銀河群で最大の銀河である。太陽系からの距離は769±29 kpcで、絶対等級Mv=-21.2等。中心核が2つに分裂しているように見えることがわかっているが、星間塵の影響で見かけ上2つに見えるだけなのか、過去に矮小銀河が合体した最後の痕跡なのかは未だわかっていない。天の川銀河とは異なり、外縁部を除くと円盤部も比較的古い星が多く、星間分子ガスも外縁部以外にはわずかしかない。金属量の銀河内位置による違いが少ないことや、ハローに分布する星が不規則な構造を示していることなどから、M 31は多数の矮小銀河が合体してできたことが示唆される。また、天の川銀河での高速度雲に対応すると考えられる中性水素原子ガスの構造も見つかっており、G型矮星問題と合わせて、銀河外からの物質の降着が今も進行中であることを伺わせる。M 32とNGC 205という2つの小さな楕円銀河が周囲を巡っている。

2018年04月18日更新

関連画像

可視光で見たM31。 
東京大学木曽観測所105cmシュミット望遠鏡で撮影。
M31周囲の中性水素原子ガス雲の分布。